サイトM&Aの歴史

サイトM&Aという文化が定着するまで

日本では1995年秋に有名なオペレーションシステム(OS)が発売された事をきっかけとして、インターネット人口が急激に増え出しました。しかし、1990年代のインターネット人口は今と比べてまだまだ少なく、個人または中小企業が育ててきたサイトが高値で買収されるケースはありませんでした。インターネット黎明期の1990年代を経て、2000年代に入るとインターネット人口のさらなる増加と共に国民的な人気を誇るサイト(個人運営または企業運営)が現れ始めます。そんな中、企業買収によって勢力・事業分野を拡大させてきた幾つかのIT企業は、企業だけでなく成功しているサイトを積極的に買収し始めます。特に2004年・2005年に関しては若手社長が経営するIT企業が企業・サイト買収を繰り返していた時期で、この頃にサイトM&Aという文化が定着した背景があります。

近年の流れや出来事について

2000年代半ばにサイトM&Aという文化・経営戦略が定着するようになってから、サイトM&Aの仲介業者というものが続々現れ始めました。こういった企業は手数料を収入源としていますが、2000年代後半から高額売買がどんどん成立する中で業績を伸ばしていきます。2010年代に入ると、サイトM&Aサービスで誰でも簡単にサイトを売りに出す事が出来るという環境の中、個人登録者が激増するようになりました。そして、個人が完全に一人で作ったようなサイトが大企業に1億円以上で売れるケース、あるいは5億円で売れるケースも出てきます。なお、現在ではあらかじめどこかに高額で買い取ってもらう事を前提として高く売れそうなサイトを育て、売却を繰り返す事を生業にする人も増加中です。新規サイトが検索結果上位を目指すのが難しくなってきている中、最初から上位を狙うために成功しているサイトを買収するケースはますます増えていくと予想されています。